絶対に失敗しない学習計画を立てる方法
成功者に共通する法則、それは何か。
生まれ持った能力や時の運もあることでしょう。しかし結果を出している者には、ほぼ例外なくある共通点が存在します。
それは「計画を立てる事がうまい」という事。ここでいう「計画を立てるうまさ」とは、「立てた計画を実際に実行すること」までを含みます。
こんなことを書くと、
「なんだ、それじゃあ結局、計画を立てるのが上手なんじゃなくて、実際に行動している本人がすごいんじゃないか」
と思われるかもしれません。
確かに、計画を実行していく強い意志は、絶対に必要です。しかしそれだけではなく、計画の立て方自体にも秘密があるんです。その秘密とは何か?
答えは簡単。成功者は「達成可能な計画」を立てているだけなのです。
え、何?と思うかもしれませんが、これは事実。計画を実行できない者は、現在の自分の状況を理解していない。だから無謀な計画を立てて、結局思い通りに行かない。それに比べて成功する者は、「現在の自分の置かれている状況を的確に判断し、最終的にどのレベルに達しなければいけないのか、そこにいきつくまでに自分がやらなければいけないことは何か、どのようなペース配分で計画を立てれば息切れせずにゴールにたどり着くことができるのか。」という事を総合的に判断して計画を定めます。
想像してみてください。徒競走で100mを走るとき、あなたはペース配分を考えることなく、スタートからゴールまで全力で走るでしょう。しかし 5kmほどのマラソンをする場合は、間違っても全力で走り出したりはしないはずです。100mを走るペースで5kmなんて走れませんからね。
勉強だって同じ。準備体操もせずにいきなり全力疾走したら、息があがって何もできなくなるのは当たり前。そして何より、どれくらいの距離を走らなければいけないかが分からなければ、ペース配分も分かりません。
計画も立てずに適当に勉強をしているのは、暗闇の中どこまで走ればいいのかも、どちらの方角へ進めばいいのかも分からずにさまよっているのと同じ。明るいコースをしっかりとペースを配分して走っている人と差ができてしまうのは当然です。
★まずはスタートとゴール地点を確定せよ
「達成可能な計画」を立てるためには、まずペース配分を決めなければいけません。そのため、今時分がどの地点にいるのか(スタート地点)、そして最終的に到達しなければいけない地点はどこか(ゴール地点)ということを知る必要があります。
ゴール地点を確定するのに最も有効な方法は、過去問を解くことです。志望校の過去問(赤本など)を買ってきて、入試で何が問われているのかを確認しましょう。
まず過去問を眺め(解いても解かなくても良いが、3〜5年分くらいには目を通すこと)、問われている問題で、答えることが「できる」「できそう」「できない」の3段階に分けて紙に書き出します(1教科ずつ全教科やります)。
「できる」と判定した問題はひとまず置いておき、「できそう」「できない」と判定した分野の問題を優先して勉強していきます。この時、やみくもに勉強するのではなく、高3の12月まであと何ヶ月残っているかを考え、半年を1単位とした学習計画を立てていきます。
具体的には「2年生後半でベクトルと複素数、3年生前半で微分積分」といったように、大雑把に計画を立てましょう。また、上で「高3の12月まで」と書いてあるのは、1月以降に過去問を徹底的に解いたり、苦手な分野を潰す時間を残すためです。できる限り高3の12月までに終了する計画を立てましょう。
次に短期プランを立てます。
半年1単位の計画に基づき、1週間を1単位とした計画を立てていきます。ただし、なるべく土日には計画を入れないようにしましょう。理由として、平日に計画が上手くいかなかった時
「休みの日に勉強すればいいや、今日はもう寝よ」
という甘さが生まれるのを防ぐためと、やむをえない事情で計画通りにいかなかった時、その穴を埋める日をあらかじめ用意しておくという2点があげられます。
また土日には、クラブ活動や友人との付き合いなど、予定外の用事が入ることも多いので、はじめから土日をあてにすると、計画が失敗する可能性が高くなってしまうのです。
また、計画通りに学習が進んだ時は、土日に次週の貯金をしましょう。
自分の立てた計画が、学校の進度とずれていても気にすることはありません。もしあなたが高1生であれば、学習計画を学校の進度より少し速いくらいに設定すると効果が上がります。
最後に、この計画を立てるときは2,3日、あるいはそれ以上の時間をかけてもかまいません。あなたの受験を左右する大事なものだから、納得いくまで時間をかけて設定しましょう。
★合格手帳を使いこなせ!
以上の計画を、いったい何に書くのか?学校の生徒手帳や、あるいは自分個人の手帳を持っている人は多いでしょう。ただ、勉強の計画を普段の予定と同じ手帳に書くのは止めた方がよいです。理由は、第一に書く場所が狭くなりすぎること。予定がない日なら良いのですが、一度複数の予定が入ってしまうと、もうスペースはなくなってしまいます。

最近では、合格手帳という大変便利で、かつ効果的な手帳が発売されています。「青」と「赤」の2種類があり、内容はほぼ同じですが、「赤」は女性用で、女性ならではの内容が追加されています。
多くの受験生に指示されているこの手帳ですが、使われるのにはそれなりの理由があります。まず、その他の手帳と異なり、勉強の目標と成果を上げることを目標に作られたため、目標達成にいたる道筋を短縮し、なおかつ明確にする工夫が随所になされています。例えば、予定を書き込む欄が「朝・昼・夜」の3つに分かれているのは、受験生のことを良くわかっているな、と感心させられます。勉強法のアドバイスも的確で、使える情報が満載、意外に人気があるのが毎月の著者からのメッセージ。孤独の中勉強している受験生の心の支えになっているようです。
もう1冊手帳を紹介。最近大人気の灘高キムタツ先生がプロデュースした灘高キムタツの東大合格手帳は秀逸。手帳だけでなく、東大生の合格体験記なども掲載されており、「本」としても楽しめる1冊です。この手帳最大の魅力が、「今月のツボ」というコラム。受験学年の生徒向けに書かれたコラムですが、最後の1年の過ごし方と心構えがよくわかり、おすすめです。正直、普通の高校に通っていては誰もしてくれないであろうアドバイスが満載。さすがは現役灘高教師、といった印象です。
ただ、タイトルにもあるとおり、「東大合格」を念頭に置いた手帳なので、その他の大学を受験する人は、注意してください。
◆◆「絶対に失敗しない学習計画を立てる方法」まとめ◆◆
- まずは志望校の過去問を買ってきて問われている内容を分析
- 半年を1単位とする長期プランを立てる
- 1週間を1単位とする短期プランを立てる(予定を入れるのは平日だけ!)
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